高速船ＫｉｚｕｎａⅡ｜茂木富岡航路に高速船

高速船ＫｉｚｕｎａⅡ｜茂木富岡航路に高速船｜長崎茂木-天草富岡間を45分

（熊本県天草郡苓北町富岡港～長崎県長崎市茂木町茂木港）

【新造高速船】
長崎市の茂木港（地図）と天草の富岡港（地図）を結ぶ茂木富岡航路に待望の新造高速船が就航しました！　平成２６年４月１日から茂木富岡間を所要時間４５分で走る新造の高速船「ＫｉｚｕｎａⅡ」の運航が始まりました。平成２５年１０月３１日に高速船「プローバー５」が運航休止になり、翌日の１１月１日から代替運航の海上タクシー「翔」が就航し、ピンチヒッター役として平成２６年３月３１日まで頑張ってくれました。そして、予定通り４月１日からは新造の高速船が天草灘の大海原を疾走することとなりました。明治、大正、昭和、平成と続く、１００年以上の伝統を誇る生活航路の茂木富岡定期航路が復活して本当に嬉しいですね。採算面を考えると厳しい現実がありますが、天草と長崎を結ぶ産業・観光ルートとして高速船「ＫｉｚｕｎａⅡ」を大いに利用してほしいですね。

【高速船「ＫｉｚｕｎａⅡ」の時刻表・運賃表】
↑　これは茂木港の乗船窓口で入手したパンフレットの時刻表・運賃表です。
運賃には各種の割引制度が有ります。有効に活用したいですね。
詳しくは乗船窓口へお問い合わせください。

苓北観光汽船株式会社

茂木港電話番号：０９５－８３６－２６１３　　　富岡港電話番号：０９６９－３５－０７０５

天草富岡港から長崎茂木港へ入港する高速船「ＫｉｚｕｎａⅡ」

高速船専用桟橋に着岸した高速船「ＫｉｚｕｎａⅡ」

前方より、高速船「ＫｉｚｕｎａⅡ」を見る

側面には「ＫｉｚｕｎａⅡ」の船名がデザインされています。
その横に「ＫｉｚｕｎａⅡ」のシンボルマークがありますね。

真新しくて鮮やかな「ＫｉｚｕｎａⅡ」の船名とシンボルマーク。
「希望の星がキラリとひかり、波濤をもじったＲで町名と会社名のＲｅｉｈｏｋｕ、
そして固い握手が天草と長崎の深いきずなを表す」という感じでしょうか。管理人の勝手な解釈です（汗）

後方にある開放デッキ椅子席。
天気が良い日は潮風に当たると気持ちいいでしょうね。
富岡沖ではデッキから間近にイルカウォッチングを楽しめるかも知れませんね。

後方の開放デッキ側にある「ＫｉｚｕｎａⅡ」の船内客室入り口

客室に入ってすぐ横には車椅子スペースがあり、床もバリアフリーになっていて、人にやさしい造りとなっています。
（※室内写真撮影にあたり、係員の方の許可をいただいきました）

客席から操舵室が見えます。
船長の操縦姿が身近に見えて、何か安心しますね。

一段下がったところに前方側の椅子席があります。大型テレビも備えています。後方より写す。

椅子席を前方より写す。
椅子席もゆったりした広さですね。

↑天草富岡港へ向けて茂木港を出港する高速船「ＫｉｚｕｎａⅡ」

【高速船「ＫｉｚｕｎａⅡ」主要目】

■名称：「ＫｉｚｕｎａⅡ」　　■全長：19.00ｍ　　　■最大幅：4.50ｍ　　　　■総トン数：19ｔ　　　　■旅客定員：55人　　　■所要時間：45分

【茂木フェリー】
長崎市茂木町は長崎市中心街から車で15分の位置にある港町です。対岸の熊本県天草下島の天草郡苓北町富岡港とは伝統の長崎天草航路があり、天草との深い繋がりが続いてきた港町でもあります。とりわけ、「茂木フェリー」と云われ、親しまれてきた茂木富岡カーフェリーは、橘湾を跨いで長崎から天草へとつながる国道３２４号線の生活航路国道フェリーとして重要な役割を果たしてきました。ところが残念なことに、そのカーフェリーは「フェリーれいしゅう」そして、その後の「フェリーきずな」と連続して諸般の事情により運航休止を余儀なくされました。今では国道３２４号の国道フェリーは無くなり、車に乗って渡ることはできなくなりましたが、天草長崎間の重要な生活航路として高速船「ＫｉｚｕｎａⅡ」の就航はありがたいことだと思います。特に長崎在住の方で天草西海岸地域に親類縁者が多くて長崎と天草を頻繁に行き来しないといけないという団塊世代の方たちにとっては“近くて遠い長崎と天草”を往来するにはありがたい航路ですね。

【ＨＯＭＥ】